こんにちは。涼しさが心地よく過ごしやすい季節になってきましたね。
さて、みなさまは補助金と助成金の違いをご存じですか? 知っているようで意外と知らないといった方も多いのではないでしょうか?
補助金と助成金はどちらも返済不要の交付金ですが、実は目的や受給条件には大きな違いがあります。まず、補助金は国や地方自治体の政策を推進するために、特定の事業を行う企業を支援するものです。一方、助成金は主に厚生労働省が管轄し、雇用制度や労働環境の整備を支援することを目的としています。簡単に言うと、補助金は主に経済産業省が、助成金は厚生労働省が管轄しているのです。
また、補助金は受給条件が厳しく、審査に通らないことも珍しくありません。補助金の種類によって、受給条件や対象者は細かく異なるものの、基本的には事業内容や目的が政策と一致している必要があります。対して、助成金は受給条件をきちんと満たせば受け取れるケースが多い傾向にあります。だからといって、助成金も簡単に受給できるというわけではありません。
助成金の申請は、就業規則や賃金台帳が正しく整備されていることが前提となっているので、日頃から帳簿を整備しておくことが必要となるのです。補助金・助成金制度をうまく活用することで、事業の発展や労働環境の改善につなげることができます。どちらを利用するにせよ、まずは制度の違いを理解し、適切な準備を進めていくことが成功の鍵となります。
当法人では、「助成金」に関するサポートを幅広く行っております。主に有期雇用労働者等を正社員転換させる際に利用できるキャリアアップ助成金や、生産性向上を目的とした設備投資を行う際に利用できる業務改善助成金などがあります。例えば、ダンボール等の製造をされている事業所様で「業務改善助成金」を利用し、業務の効率化を図るためのフォークリフトを導入する申請をいたしました。
このように助成金は、雇用制度や労働環境の整備を推進する重要な資金源であり、適切な手続きを行えば中小企業にとって大きな助けとなる制度です。しかし、申請には就業規則や賃金台帳などの整備が必要であり、手続きも複雑な場合が少なくありません。 当法人では、助成金の申請に必要な書類の作成から申請手続きまで、トータルでサポートを行っております。また、申請の前に就業規則の見直しや整備のアドバイスも行っておりますので、助成金の受給条件を満たしやすくするためのご提案も可能です。助成金の有効活用を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。