若者チャレンジ奨励金(若年者人材育成・定着支援奨励金)
事業所様から、『若手従業員にビジネスマナーなどを教育していきたいが、自社内で企画するのは難しく、何かいい手段はないか。』という相談をいただきました。
製造業を営まれているこの事業所様は、製品加工から出荷検査までの一連の作業において、高い技術力と精度を必要とするため、採用後まもない従業員に対し、日々の業務において実践的な技能や知識習得の必要性も感じておられました。
そこで、キャリアが浅い若手従業員対象に正規従業員への雇用を前提に、自社内で職場実習(OJT)と座学(Off-JT)を組み合わせた教育訓練を実施することで、若者チャレンジ奨励金を申請できる旨をご説明した結果、訓練カリキュラムの策定と座学研修企画・実施一式を依頼されました。
自社内職場実習では、日々、事業所様独自の訓練内容に沿ってマンツーマンの指導、実習が実施され、当法人の企画・実施した座学研修では、生産ラインを離れ、マナー接遇をはじめ、あらゆるトラブル回避に役立つコミュニケーション研修など、参加従業員様も熱心に訓練をされていました。
事業所様からは、『従業員人材育成はどの事業所でも必要不可欠なものであるが、コスト面を考えると、積極的に実施することができなかった。今回、専門家に相談して初めて、教育訓練に対して助成してもらえる制度があることを知った。 たいへんありがたい。』とのお言葉をいただきました。